好きだから・・・
額には汗をかいていた。






タオルを取りに行こうと立ち上がったとき






制服の袖を香恋が握っていることに気付いた。






香恋・・・





香恋は「ハァハァ」とすごくきつそうだった。






たまに「裕也クン・・・」とか「置いていかないで・・・」






香恋の口から漏れる。





目元からは涙が出ていた。





香恋。






オレはどれだけ香恋を傷つけた?











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