好きだから・・・
いけないと思いつつ






オレは香恋を抱きしめてしまった。






「オレこそゴメン。


香恋を傷つけて・・・」





腕の中の香恋は頭を横に振る。





「そんなこと無いです。


優也クンは優しいです。


私明日、日本を発つんです。


ニューヨーク行くことにしたんです。」





香恋は淋しそうだけど





オレが見たどの香恋より輝いていた。





「頑張ってこいよ。」





「私の一つだけお願いいいですか?」





「なんだ?」
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