さよなら、私の好きな人。
「ねぇ大和?」

私が呼ぶと

彼女さんの頭から手を離して私を見た。


「どうした?」

優しく聞いてくれる大和。

でもこれが彼女さんならもっと優しい顔をしてけれるんだろうな。


あわよくば大和の彼女になりたかった。

それで私も彼女さんのように大和に優しく見つめられなたかったなぁ。



「大和にとって私は良い女友達だった?」

私がそう聞くと

「当たり前だろ。」

そっか。

それだけでもう十分だよ。


「大和を好きになれて良かったよ。彼女さんと幸せにね?」
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