ソラのオト

どうしようもできずにいると

急に音の体に駆け寄り、音の体を揺らしながら「大丈夫か!」とずっと叫んでいる子がいた。



(え?誰?見た事がない子。)



大丈夫と喋りたくても声が出ず、何も言えない。

遠のく意識の中でキラキラした金色のものがあった。



(金色のキラキラ。綺麗。)



そこで私の記憶は途絶えた。
< 20 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop