ソラのオト


バタッ。


「は?」

目の前で栗が倒れた。

正しくは、栗色の髪をした髪の長い女が倒れたといえばいいか?



ゲホッ。ゲホッ。



え、めっちゃ咳してるじゃん。

倒れ込んだ女の子はものすごい咳をして、苦しそうにしていた。

「大丈夫か?おい、大丈夫か!」

倒れ込んだ女の子はやっと目を開き、潤んだ瞳で紫音の目を真っ直ぐみた。

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