ソラのオト


「壊れないよ!音ちゃんは生きるの!大丈夫だから」


実先生は音の目を見て真剣な眼差しで目に涙を少し浮かべて言った。
お母さんよりも親身になって私のことを考えてくれる。
実先生は私にとってのもう一人の親みたいな存在。

「みのりんありがとう。少し元気出た!」

「うん」と実先生はいった。
音はふと思った。
『私、どうやってここまで来たの?』
不思議に思い、実先生に聞いた。
すると、実先生は

「あぁ、2組の堺くんと転校生の濱田くんっていう子が保健室に井上さんの事を連れてきたのよ?」

でた。堺くん。でも、濱田くんって誰?
不思議に思いながら保健室をあとにしようとした。
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