彩―IRODORI―
初恋
コウキ
初恋っていつだっただろう。
考えても考えても、思いつかない。
たぶん、遠くから見てるだけの片思い。
だから覚えてないのかもしれない。
ドキドキする気持ちと、キュウって胸がしめつけられる気持ち。
その人に見つめられると、そっちのほっぺがなんだか固くなった感じだった。
でも、覚えてない。
相手がどんな子だったか、なんて名前だったか。
ただ、なんとなく覚えてるのは、その人に会いたくて、毎日学校へ行っていたこと。
その人とおしゃべりしたくて、カゼを引いても学校へ行ったこと。
あたし、あの頃から、恋をするときはいつだってまっしぐらだった。
考えても考えても、思いつかない。
たぶん、遠くから見てるだけの片思い。
だから覚えてないのかもしれない。
ドキドキする気持ちと、キュウって胸がしめつけられる気持ち。
その人に見つめられると、そっちのほっぺがなんだか固くなった感じだった。
でも、覚えてない。
相手がどんな子だったか、なんて名前だったか。
ただ、なんとなく覚えてるのは、その人に会いたくて、毎日学校へ行っていたこと。
その人とおしゃべりしたくて、カゼを引いても学校へ行ったこと。
あたし、あの頃から、恋をするときはいつだってまっしぐらだった。