彩―IRODORI―
二年生になってからも、またチャコとレイカと同じクラスだった。
チャコは斎藤くんとまた違うクラスで悲しんでたけど。
ユウジと違うクラスになったあたしは、少しホッとしていた。
不思議だなぁ、彼氏のはずなのに。
でも会えば、確かに好きなんだって実感するのにね。
満たされてるような、満たされてないような。
「アヤ、今日から教育実習生が来るんだって」
「へぇ、そうだっけ」
「緊張するね~、私ああいうの苦手でさぁ」
「なんで? ちょっと面白いじゃん。オドオドした授業とか、あわててたりとかしてさ」
「アヤってドS?」
ぶぶっ。
飲みかけてたジュースを吹き出しそうになった。
チャコ、似合わない言葉はよしなさい。
「だって、退屈しのぎにはなるじゃん」
そう言い直すと、チャコは納得したようだった。
チャコは斎藤くんとまた違うクラスで悲しんでたけど。
ユウジと違うクラスになったあたしは、少しホッとしていた。
不思議だなぁ、彼氏のはずなのに。
でも会えば、確かに好きなんだって実感するのにね。
満たされてるような、満たされてないような。
「アヤ、今日から教育実習生が来るんだって」
「へぇ、そうだっけ」
「緊張するね~、私ああいうの苦手でさぁ」
「なんで? ちょっと面白いじゃん。オドオドした授業とか、あわててたりとかしてさ」
「アヤってドS?」
ぶぶっ。
飲みかけてたジュースを吹き出しそうになった。
チャコ、似合わない言葉はよしなさい。
「だって、退屈しのぎにはなるじゃん」
そう言い直すと、チャコは納得したようだった。