【続】strawberry tea


ホテルの中だから、流石に叫ばないけど…かなりキレてる。




思いっきり蓮を睨んでいると、蓮がフロントで部屋を探している。





ほっ………

本気なのぉお!!!?





何かの悪い冗談でありますように、とか思ってたのに…




あたしはアングリと口を開けながら、何も出来ずにいた。







すると、蓮があたしを見る。




『行くぞ』



蓮は再び乱暴にあたしの腕をひっつかんだ。




「…蓮!?」




ま、まま…マジ!?





「れ、蓮…急にどうしたの!?」




戸惑うあたしに、蓮はクスッと笑う。







エレベーターのボタンを押すと、だんだん下がってくる。



蓮はあたしの耳元に口を寄せ、





< 106 / 126 >

この作品をシェア

pagetop