【続】strawberry tea


―チン。



蓮と討論をしていたら、6階についた。





『逃げるんなら、今のうちだけど?』



……………。




「あたしが家への帰り方知らないの分かってんでしょ!!」



うざぁーっい!!!!




『場所も見ずに学習しないで亮にただ着いてっただけのお前が悪い』




蓮は部屋のカギを指に引っ掛けてクルクル回した。




「悪い!?」
『うん』



~~~~っ!!!!

ウザいウザいー!!!!





ガチャッ


蓮がカギ穴にカギを差し込むと、ドアが開いた。





『…………。』



それでも入ろうとはしないあたし。




『何もしねぇよ』


蓮は呆れたように言う。




「命賭けて!?」
『あぁ』





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