【続】strawberry tea


蓮の唇が離れ、深いキスが終わると、蓮の唇はあたしの耳に移る。



「ふっ…」


くすぐったい感覚。





何もかもが蓮に溶けていきそうな…


「ひゃ、」




甘い甘い雰囲気に酔いしれて、このまま麻痺しそう。


もう麻痺しているかもしれないけど…





蓮の唇が、あたしの耳から首へ、首から鎖骨へと移動する。



時折チクッと甘い痛みがあれば、それは蓮の独占欲の印。





「み、見えちゃうよっ」



蓮の印はあたしの鎖骨の隠せない場所につけられていた。




これじゃあ人に見られてしまう。





『自慢すれば良いだろ』




満足げに微笑んだ蓮に、軽く睨みをきかせて見る。






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