【続】strawberry tea
あ、あたしってば…とんでもない事を教わってません?
『お前が付けてくれたら教えるけど?
俺の初体験?』
ニヤッと意地悪な笑みであたしを見てくる蓮。
あたしばっかりドキドキしてるし!!
『冬嘉のキスマークだったら、喜んで見せびらかしてやるよ』
…………っ、
そ、そんな事を聞いてしまったからには…
「………っ」
戸惑いながら、恥ずかしい思いで一杯ながら、あたしは蓮に近付いた。
蓮の綺麗な鎖骨に、キスをして。
蓮に言われた通りに、歯を立たせて。
「………っ、」
恐る恐る顔を離してみれば、そこには歪なキスマーク。
小さいけど、赤々として蓮の鎖骨にあって。