【続】strawberry tea
よしっ、こうなったら…!
あたしは腹をくくった。
「何でも言う事聞きますからっ!
教えて下さい!!!」
『ん、なら良いよ?』
ニコッと輝くキラースマイルの蓮。
心臓もつかな、
あたし……(汗)
そんなこんなで、
勉強開始。
まずは、
一番苦手な数学。
『こんな簡単なのも出来ねぇ訳?』
蓮があたしを見下したように笑った。
なな、何をぅ!?
負けず嫌いのあたしの心に火がついた。
(↑単純…)
「分かりますっ!!」
そう言って問題をもう一度見るものの、難しくて解けない。
『分かんねぇなら教えるから聞けよ』
蓮は、はぁ、とため息をついて、あたしの頭を撫でた。
……………っ。
「ごめん…なさい」
『ん、良いけど。
ここはな~…』
っ!!
蓮があたしの後ろから問題を見ているから、かなり近い。
キツイんだけど!!
ヤバイっ、本当に心臓がもたない~!!
『…冬嘉?
聞いてんのかよ?』
「ひゃいっ!!」
思わず変な声が出た。
これじゃあ勉強どころじゃないよ~(泣)
『馬鹿。
ぼーっとすんな。』
蓮が笑うと、
更にドキドキする。