【続】strawberry tea
首にタオルをぶら下げ、汗を垂らし、目を丸くしている……
蓮だった。
「っ!!!!」
マズいっ!!
あたしが蓮の試合を見てなかった事がバレるっ!!
あたしが口を
パクパクさせていると…
『何やってんの?』
蓮の顔が一気に般若のように怖くなって(そこまで?)、ドスのきいた声で言った。
これはマズい!!
『悪ぃ守谷!!
俺が無理やり……』
先輩の優しさ溢れる嘘も、
全く効果無し。
蓮の顔はますます
暗くなっていく。
ヤバいっ!!
これは…かなり!!
あたしが恐怖でガタガタ震えていると、蓮があたしの腕を強く掴み、
『ちょっと来い』
低い声で言うと、あたしを強引に引っ張って進み出した。
「へ!?!!?」
こ、これは……
危険度MAX!!!!(泣)