【続】strawberry tea


『ちょっと充電』



蓮が小さくあたしに
そう呟くと……



「っ、ん」





…キスをしてきた。



ちょっと!?蓮!?///


あたしがドンドンと蓮の胸を叩くも、蓮はお構いなしにキスしてくる。



試合はっ!?
マジヤバいでしょ!?



あたしが慌てていると、
蓮はようやく
唇を離してくれた。



絶対にわなわなと
震えてるあたし。


絶対に真っ赤なあたしの顔を見て、蓮は片目を細め、満足げに笑った。




…時間…時間…
(とにかく気にする)




すると蓮は、何事も無かったかのように、再びさっさと歩き出した。



んなっ……!?



1人茹で蛸状態のあたしを置いて歩いていた蓮が、急に立ち止まった。

そして振り返り、











『今のお陰で、試合、
余裕に勝てるから』







蓮は、意地悪な笑顔から
少年のような笑顔になると
サッと更衣室を出ていった。







………っ、




「キス魔ーっ!!」」




今の時間危ない状態でキスする上に………ときめく笑顔とときめく事言うなっつーのっ!!!!




あたしは暫く、
茹で蛸状態でした。


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