【続】strawberry tea
『良かったなぁ、冬嘉~♪』
亮に子供扱いされる冬嘉は相当、子供なんだな(その通り)
『でも良かった!!
蓮、冬嘉にベタ惚れって感じじゃん!!』
『え…そ、そう?』
チラッと俺の顔を見る冬嘉に、わざと何でも無い顔を見せてみせる。
『………』
勿論、冬嘉は悔しそうな顔。
百面相かって。
『でも、お前志乃との事があったから、もう彼女作らねぇのかと……』
…………。
冬嘉が目を見張った。
っ、バカ!!
俺は亮を思いっ切り睨んだ。
(てめぇそれ以上言ったらマジ殺す)
(※蓮の目線で送る言葉)
亮は俺の目線に涙目になっている(亮が可哀相すぎる)
『シノって誰!?』
冬嘉がギロリと俺達を睨んだ。
『さ、さぁ?』
「知らね。
亮が勝手に誰かと間違えてんだよ」
あからさまに怪しい亮に、平然とかわす俺。
亮ばふざけんな゙って顔して俺を見てきた。
『怪しいっ!!』
冬嘉は亮にターゲットを絞り、゙シノって誰なの!?゙という質問を繰り返していた。
…はぁ~あ。
ま、あんだけ俺が睨んどいたんだから亮は喋れねぇだろ。