【続】strawberry tea
うっざぁ(怒)
確かにあたしはガキだけども!!
口悪男め!
(そんな口悪男と付き合ってるのはアナタでしょ)
『おいっ、蓮!!』
亮は慌てたようにあたしと蓮の顔を見た。
「大丈夫、いつもの事だから」
そう言うあたしの顔は、復讐に燃えていたと思う。
多分。
――
さっきより冷たくなった風が頬を刺す。
『さみぃ!』
亮は自分の指を吐息で温めた。
「男のくせにだらしないんだねー」
あたしは亮をギロリと睨んだ。
『お前こそ震えてんじゃねぇか!!』
「あたしは男じゃないもんっ!!」
(下らない)討論に、蓮は呆れ顔。
『兄妹みたい』
蓮は制服のポケットに手を突っ込みながら言った。
ウチの学校の冬服は好きだ。
男はクリーム色のセーターに緑のラインが入っている。
そこに蓮は1年なので茶色のネクタイ。
そして、灰色のズボンである。
蓮の格好良さが増す制服…だったり、するんだよね。