【続】strawberry tea
ぎぇええっ!?!?
「なっ…えっと…そのっ…てかっ…」
(大混乱)
そりゃあ蓮の事知ってて当たり前だよ!!
『冬嘉ちゃん?』
『すみません、こんな奴なんで』
亮のヤロー!!
(言葉が荒い)
『じゃあカットするから、こっち来て♪』
女の人…いや…蓮のお母さんは笑いながら歩き出した。
うん、何か感じたのは間違いじゃなかったんだ。
蓮と同じようなオーラを感じたもん。
顔はあんまり似てないから…蓮はお父さん似なのかな?
でも、笑顔が蓮の優しい笑顔に瓜二つ。
『ここ、座ってちょうだい』
蓮のお母さんに指示された所に座る。
あたし、蓮の彼女ですって言わなきゃマズいかなっ!?
でもこんな状況で言うのは失礼な気がする~っ!!!!!
葛藤。
まさにコレ。
彼女ですって言えば良いじゃん!
いくら失礼でも後で言うよりマシだって!
いやいや、今ここで言うよりかは、日を改めてちゃんとした感じでした方がっ…
ぐるぐると回る頭の中は、大混乱。
そんなあたしお構いなしに、蓮のお母さんはあたしの髪を触っていた。