【続】strawberry tea
『冬嘉ちゃん、凄く綺麗な髪ね~!』
蓮のお母さんの笑顔に、思わず胸キュンしてしまう。
『蓮と同じにするって事は…茶色に染めてパーマをかければ良いのよね!』
ああああっ!!!!!
「あのっ、あたしはですね……っ!!」
『はい、そうです♪』
そう言ったのは、隣の席に座って見学している亮。
なななぁっ!!?
「違っ…」
『えっ!?血?』
蓮のお母さんは慌てたように言った。
…………。
蓮のちっちゃい子みたいな可愛さは、ここから来ているんだろうな。
「……いえ…何でも無いです…」
張り切っている蓮ママ(ちょっと省略)を見たら、違うなんて言えなくなった。
でもでも…っ!!
蓮とお揃いの髪型にするのって!!
恥ずかしい!!
蓮に見せられないからぁっ!!(泣)
『じゃ、まずはシャンプーするから、ちょっと待っててね』
そう言うと蓮ママは去って行った。
途端にニヤニヤ笑いが激しくなる亮。
ゾゾォッ(怖)
亮の笑みからして、良い事が起きそうにない…(泣)