【続】strawberry tea
『蓮がシャンプーしてくれるってさ♪』
ルンルン♪
まさに、今の亮を現す効果音(何それ)
『っ、てめぇ亮!!』
蓮が唸って亮を睨みつけた(怖)
『てめぇが冬嘉を連れてきたんだろ!?』
『まぁまぁ♪
愛しの冬嘉の髪を洗ってやれよ、な♪』
亮はニヤニヤ顔で蓮の肩に手を置いた。
あたしが見てもウザい、コイツ!!(え?)
思いっきり眉間にシワを寄せて、露骨に嫌そうな顔の蓮。
そんな蓮が、標的を亮からあたしへ。
『お前もお前だよ、何で亮にノコノコ着いてってんだ?』
れ、蓮の背後に炎が見える~っ(泣)
「ごめん!
だって凄い気になったんだもん!」
腕組みをしてあたしを睨む蓮は、鬼より怖い…(ゾゾッ)
『亮、罰金な』
『なっ!?
お前散々俺の金使ってきたくせに!!』
『散々?
こっちのセリフだっつーの。お前にはもう散々だし』
『中学の時にお前にいくら金貸した…いや、あげた事か!!』
…………。
低レベルな争い…
(何故第三者目線なんだよ)
『つーか、冬嘉の髪洗えるんだから良いじゃねぇかよ!』
おいおい。
良くないし。
『それは分かってるっつーの!』
おいおい。
良いんかいな。
(何気にツッコんでる)