【続】strawberry tea


『何今更』


アホを見る目で見てくるのが気にくわないけど…

今は悔しいけど、そこは気にしない!





「蓮がここの息子だから店に来るのは分かるよ!?
けど…何でシャンプーしてんの!?」



あぁっ、日本語がいつもより変っ!!(泣)
(自覚有り)






『あ~…何、つーかなぁ…』


蓮はシャンプーとリンスを洗面台に置いた。





「手伝い!?」

『ま、そんなとこ。
詳しく言えば修行、みたいな?』




し、修行??


あたしの頭上にはハテナが浮かぶ。







『冬嘉に言ってねぇんだよな、そっか』



おいおい。

あたしに言ってない事が多すぎやしませんかねぇ?(怒)



「何なの!?」


ちょっとキレ気味で聞くと。











『俺、親の影響で美容師になりてぇんだよ。だから』




目線をあたしからずらして、頭を掻きながら蓮は言った。




………え。
えぇえ?え?





「ビヨーシ?」

『…カタコトになってんぞ?』




え…蓮が?
蓮って、蓮って、








「将来の夢…
美容師なの!?」


あたしが勢い良くそう尋ねると、




『あんま連呼すんじゃねぇぞ』



蓮は少し口を尖らせて言った。






………嘘…
嘘、嘘!?




< 88 / 126 >

この作品をシェア

pagetop