【続】strawberry tea
『何今更』
アホを見る目で見てくるのが気にくわないけど…
今は悔しいけど、そこは気にしない!
「蓮がここの息子だから店に来るのは分かるよ!?
けど…何でシャンプーしてんの!?」
あぁっ、日本語がいつもより変っ!!(泣)
(自覚有り)
『あ~…何、つーかなぁ…』
蓮はシャンプーとリンスを洗面台に置いた。
「手伝い!?」
『ま、そんなとこ。
詳しく言えば修行、みたいな?』
し、修行??
あたしの頭上にはハテナが浮かぶ。
『冬嘉に言ってねぇんだよな、そっか』
おいおい。
あたしに言ってない事が多すぎやしませんかねぇ?(怒)
「何なの!?」
ちょっとキレ気味で聞くと。
『俺、親の影響で美容師になりてぇんだよ。だから』
目線をあたしからずらして、頭を掻きながら蓮は言った。
………え。
えぇえ?え?
「ビヨーシ?」
『…カタコトになってんぞ?』
え…蓮が?
蓮って、蓮って、
「将来の夢…
美容師なの!?」
あたしが勢い良くそう尋ねると、
『あんま連呼すんじゃねぇぞ』
蓮は少し口を尖らせて言った。
………嘘…
嘘、嘘!?