【続】strawberry tea


「び、美容師!?
美容師になりたいって…え、マジ!?」


『言ったそばから連呼すんな!』




蓮が乱暴にあたしにタオルをかけた。

Σぎゃあ!?




『周りは亮とか…同中だった人しか知らないから』

「…何で?」


『卒業文集に書いたから』




あ、ナルホド。





「凄いなぁ…」



知らなかった事。

まだまだ、沢山あるんだなぁ。





『ほら、シャンプーするぞ?』

「あ、はい!!」





蓮が水道をひねる。

………と。






「ぃぎゃあ!?」

『あ、悪』



あたしの頭に激痛とも言える冷たさが走った。





「蓮のアホぉ!!」


水を頭にぶっかけられた…(泣)





『ま、頭冷やされて良いんじゃん?』

「寒いぃ!!」




蓮は笑いを何とかこらえている。


おのれ…!!!
覚えてろよ!?(復讐)






冷水に慌てているとやっとお湯が頭にかかった。



気持ち良い~(輝)






「あったかい…」


ほっこり気分で癒される(何それ)







『癒されてんな、間抜け面』


蓮がシャンプーを手にとり、あたしの頭を洗い始めた。





ひゃああ~…(え?)





「上手だねぇ!!」

『当たり前。
てか親にコレしかやらせてもらえねぇしな』




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