夢の続きを
夢の続きを
夢を見ていた。
とても壮大な夢を。
『ねえ、真白。一緒にオリンピックへ行こう』
子どもの頃の無邪気な約束なんて、覚えておくものではない。
現実は、きらきらと輝くダイヤモンドダストのように美しく繊細でーー恐ろしく冷たいのに。
< 1 / 15 >
メニュー