壊れそうなほど胸が苦しくて
俺達以外の人が会議室を出て行くと、
サクラはヘタ~と机に突っ伏す。
“ブーブー”
<緊張した~(>_<)>
<ここまで本当にお疲れ様だったね。
資料、田中課長も褒めてたよ。
それに今回の問題解決はサクラのおかげだって部長にも報告してあるから。>
<・・・・(。・ω・。)>
ん?なんだ?
変なキャラクターが電信柱の影からこちらを覗き込むスタンプを送ってきた。
『・・・・・・』
「なんだ?言いたいことがあるなら言え。」
<打ち上げやりたい(*^_^*)>
<良いね!3人で打ち上げやろう!>
<わーい!(*^O^*)>
「虎さん、お小遣い大丈夫なんですか?」
「任せとけって。」
ナガセ・・・さすが俺の財布事情をよく知ってる。
だけど俺には必殺、
“小遣い前倒しマッサージ 60分耐久”
があるから、妻の方はなんとかなるだろう。
<打ち上げ\(^_^)/>
「何がそんなに楽しいんだよ。
文化祭終わりの学生かお前は。」
ウキウキ気分のサクラを追いかけるように、一緒に会議室を出た。