壊れそうなほど胸が苦しくて



サクラは鍋から俺の分の雑炊をよそってくれる。


雑炊が出来上がると同時に、

それまで話していた俺の家族の話や、
妻との出会いの話も一区切りついたので、

今度はサクラ自身の事について聞こうと、メッセージを送る。




<サクラ、恋人探しはもうやめた?>


そんなにフーフーしなくてもいいんじゃないかと思うほど冷ました雑炊を一口食べたサクラから返信が来る。




<結婚したい気持ちは変わらないけど、
もう怖い思いはしたくないです(/_;)

信頼する人の紹介を受けたり、
自然に巡り会うまで待ちます!!>


<その方が俺も良いと思う。
もう変なアプリはやっちゃダメだよ。>


<はい(/_;)>


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