壊れそうなほど胸が苦しくて


<ナガセは彼女いないの?(^^)>


「いない。」


<2年ぐらい前までは彼女いたっぽいんだけど、別れたって聞いてからは話聞かないなぁ。>




<早く結婚しないとあっという間に30歳だぞー(・∀・)>


「田中課長の口癖真似するなバカ。」


<気になっている人はいないの?(。・ω・。)>


「・・・・いない。」


<じゃあ今度私の友達紹介してあげるよ!>


「断る。天然の友達なんて、
どうせ天然しかいないだろ?」




『・・・・・・!!!!』


何故かサクラはカバンからネクタイを取り出すと、

それを頭に巻いてナガセに怒った表情を向ける。


・・・・多分、
お父さんのネクタイを借りてきたんだろう。




<サクラ、その酔っ払ったサラリーマンスタイルはもう古いよ。

今時ネクタイを頭に巻くおっちゃんはいない。>


「お前、意外と似合うな。」



<(^_^;)>



サクラは照れ笑いしながら、坊主頭のキャラクターが舌を出して頭を掻くスタンプを送ってきた。



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