壊れそうなほど胸が苦しくて
――――――
「虎さん、力強いですね!
こう、真っ直ぐに立てる表現は単純に見えてなかなか難しいんですよ。斬新です。」
「は、はは。ありがとうございます。」
「僕も参考にさせて頂きます。」
自分の目の前にある、
剣山に刺された色とりどりのお花達。
ただ適当に刺していっただけなんだけど、
先生がベタ褒めしてくれた。
「男性お一人で参加して頂けるなんて珍しいので大変光栄です。
今日はありがとうございます。」
周りを見渡すと、女性&女性・・・。
俺以外全員女性だった。