壊れそうなほど胸が苦しくて


<サクラは今、恋してるんだ?>


メッセージを送った後、
サクラを見るとゆっくり、“うん”と頷いた。



<相手はどういう人?>


<カッコ良くて・・優しくて・・。
私の障がいの事にも理解を示してくれる素敵な人です(._.)>


<へ~!誰!?>


<虎さんもよく知ってる人!(>_<)>



分かりきっていた事だったので、あえてこれ以上詮索するのをやめて、

空になっていたサクラの紙コップにウーロン茶を注ぐ。




サクラの横顔は、今まで見たどんな表情より、女の子らしい可愛い顔をしていた。



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