壊れそうなほど胸が苦しくて








―――――― 


みんなが様々なメニューを求めて行列を作る中、

コップにお茶を注ぐと、
それだけ持っていつもの席に座る。


サクラは少し緊張したような表情を浮かべながら俺が座る席にお弁当箱を置いてくれていた。



「開けて良い?」


“コクッ”と頷くのを確認すると、
弁当箱に手を伸ばす。


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