壊れそうなほど胸が苦しくて
ナガセはスマホを取り出すと、
何やら操作して俺に渡してきた。
「業務時間外だろうが休みの日だろうが、
ずっと相談されて疲れてたから、
ようやく肩の荷が下りましたよ。」
渡された画面を見ると・・
LINEのようだった。
サクラとナガセの個別のトークルーム・・・・。
-----------------------
<ナガセ~(>_<)>
<どうした>
<どうしよう(/_;)一ノ瀬先生からお食事のお誘い受けたの(>_<)>
<行けばいいじゃねぇかよ>
<私、先生に見合うようなお着物持ってないよ~(>_<)>
<着物?>
<だって先生、
いつも素敵なお着物着てるから・・・>
<ちょっと待て。そもそも向こうが普段から着物を着てるとは限らないだろ。
むしろプライベートなんだからお前に合わせて洋服で来るだろ>
<!?(゚Д゚)>
-----------------------