壊れそうなほど胸が苦しくて
ケーキをカットするサクラと一ノ瀬先生の写真は、仲睦まじい理想の2人に見えるけど・・。
「俺の本音としては、
お前がサクラと結ばれて欲しかったよ。」
「・・・・・酔ってます?」
「酔ってない。」
仕事ではよく話すけど、
意外とプライベートでサシになるとお互いそれほど会話が続かず、沈黙が流れる。
それでも居心地の良さを感じるのがこの男らしいけど。
あまり会話を交わさない俺達の代わりに、
店内のBGMには流行りのJ-POPが流れていた。