壊れそうなほど胸が苦しくて







―――――― 


席に戻ってサクラを見ると、

俺達が戻ってきた事に気付かない程、
ドッサリ束になっている伝票を次から次へと処理していた。


普段はほんわかオーラを出しているサクラだけど、仕事のスイッチが入った時はいつももの凄い集中力を発揮している。




「サクラ。」


ナガセがそこに近づき、
顔の前で手を振って作業を中断させた。


『・・・・?』


「もうちょっと肩の力抜いて、
リラックスしてやれ。」



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