壊れそうなほど胸が苦しくて
サクラはキョロキョロとナガセと俺の顔を見た後、スマホに手を伸ばした。
<でも、早く終わらせないと北条さんやみんなに迷惑がかかっちゃう。>
3人のトーク部屋にメッセージが送られてきた。
「そんな事は気にしなくていい。
前から言おうと思ってたんだけど、
お前がそうやって眉間にシワを寄せながら作業してる顔、面白くてしょうがないんだよ。
いつも笑えて仕事に集中できない。」
『・・・・!!!!!』
サクラはナガセに無言で何かを発すると、
すぐに俺の顔を見てスマホを打ってきた。
<虎さん聞きました!?ナガセはいつも私の事をバカにしてくる(/_;)>