壊れそうなほど胸が苦しくて
「ナガセ、お前も何か言ってやれよ。」
「サクラ、ちょっともう1回見せて。」
ナガセはスマホを受け取り、
サクラのプロフィール画面を見る。
大きい画面には笑顔でパフェを頬張るサクラの写真が載っていて、
小窓みたいな小さな画面にその他3枚の写真が載って、
タップすればそれが拡大されるようだった。
「お前、食べてばっかりだな。」
パフェに、エビフライに、
よく分からない小洒落た料理。
登録されている写真を見て、
ナガセは笑いながらスマホを返す。