壊れそうなほど胸が苦しくて
「まぁ・・・・。
今まで伝票処理よく頑張ったな。」
『・・・・・・・』
今度は呆気に取られたような表情を見せるとすぐにLINEをしてきた。
<虎さん、ナガセが私の事褒めてきた(゚Д゚)
今日雪降りますよ。>
「ワハハハ!
そうだな、今日は雪降るかもな。」
窓から見える晴天を見ながら思わず大笑いする。
「勘弁してくださいよ虎さんまで。」
ナガセが珍しく自分からスマホを打つ。
<調子に乗るなよ天然>
<うん!一生懸命頑張る!(^O^)>
ナガセに褒められたのがよっぽど嬉しかったのか、今度の“天然”はスルーしたようだった。