壊れそうなほど胸が苦しくて
次は長文が送られてくる。
そこで何があったのか、
詳細が書かれていた。
本人も一生懸命書いたと思うけど、
少し分かりづらかったので要約すると、
そこには10点ほどの作品が飾られていて、
アプリ男とそこの経営者2人、
サクラの計4人で見て回っていた。
光の当て具合で絵に流れ星が浮かび上がるといった仕掛けがされている作品もあり、
サクラはすっかり虜となった。
あっという間に時間が過ぎ、
そろそろ帰ろうとした時、
経営者の男が、
“この中から1つ作品を買わないか?”
という持ちかけをサクラにしたらしい。