壊れそうなほど胸が苦しくて


長瀬君のような長身ワイルド男が部屋に乗り込んできた時点で、

アプリ男達はビビったはずなのに、
その時点で勝負はついたはずなのに、

・・・サクラを守りたかったんだな・・。



<虎さん。
ナガセ・・警察に捕まったりしないかな?>



<大丈夫だよ。

その男達が被害届を出そうとしたら、
当然そうなった状況を説明しなければいけない。

サクラの事を軟禁していた事実は奴らにとって都合が悪いから、多分何も言わないと思う。

もし、奴らが都合の良いように被害届を出したら、サクラがちゃんと警察の人に説明するんだよ?>



<はい・・・。>


<怖い思いしたね。気持ちが落ち着くまで会社は休んで大丈夫だから。>


<虎さんごめんなさい・・・。
アプリもすぐに退会しました。

虎さんはずっと心配してくれてたのに・・・・。ごめんなさい。>


<俺の事は気にしなくて良いんだよ。
とにかく無事で良かった!>




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