【BL】貴方を好きになっていいですか?
お父さんは苦笑しながら、
「驚きすぎだろ。…本社、どうだった?」
訊ねてきた。
「色々大変だったよ…」
僕はお父さんにありったけの事を話した。
「…そんな責任重大な仕事をするのね……」
お母さんは僕の分のご飯を用意しながら呟いた。
「…うん。もう毎日が疲れそうだよ」
僕がため息をつくと、
「彰さんなら大丈夫ですよっ」
隣に座っていた直貴が微笑んできた。
「…ん、ありがと」
……………ん!?直貴?
僕はここでやっと気がついた。
「いつの間に退院してきたんだ!?」