向日葵◇ひまわり

対面

穏雅先生、タクのいる
ひまわりの病室では

穏雅先生が

「大分風が冷たくなってきたな。」

と言って、
開いていた窓を閉めた。

そして

「洸が来る前に、話しておきたい事がある。
余計な事は言うなと言われていたが…

今こうしてお前が生きていられるのは、
洸のお陰だから…

洸がどれだけひまわりのことを想い、
お前の心と体を救おうと思っているか…。」


そう言って、少し怪訝な顔をしているひまわりに話し始めた。


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