向日葵◇ひまわり
支度をして行くと、既に皆揃っていて、

「なんだ、こんな時まで寝坊か?」

懐かしい声のする方に顔を向けると、
タクが立っていて、
隣には、実家の小児科を継いだ穏雅健、
そしてひまわりの父親、嘉藤直弥がいた。

「ワーイ!
タケ兄~、タク兄~、ジイジ~!」

皆の顔を見て、輝来は大はしゃぎで駆け寄った。

皆は、『久しぶり』と
笑顔を向けた。

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