Blank Time
あれから何年経ったっけ?
3月10日
「え、私どうしたらいいの?」
彼女は今までに見たことのない本気で困った顔で聞いた。
「オレは返事を待ってる。」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・よろしくお願いします。」
僕は今までにないぐらい強く彼女を抱きしめ、そして優しくキスをした。きっとあの瞬間が今のところ僕の人生の最高点だったに違いない。
12月24日クリスマスイブ
あの日僕は給料3か月分の例の"アレ"を着ていたグレーのパーカーの右ポケットに忍ばせ、人生最高レベルの勇気を振り絞り、彼女に人生の選択を迫ったのだった。
まさに"イエスの日にノーとは言わせない。"というところだろうか。
イブだったけどね。
彼女は今までに見たことのない本気で困った顔で聞いた。
「オレは返事を待ってる。」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・よろしくお願いします。」
僕は今までにないぐらい強く彼女を抱きしめ、そして優しくキスをした。きっとあの瞬間が今のところ僕の人生の最高点だったに違いない。
12月24日クリスマスイブ
あの日僕は給料3か月分の例の"アレ"を着ていたグレーのパーカーの右ポケットに忍ばせ、人生最高レベルの勇気を振り絞り、彼女に人生の選択を迫ったのだった。
まさに"イエスの日にノーとは言わせない。"というところだろうか。
イブだったけどね。