あわない同居人
記憶
あれはまだ幼かった頃
1人で夢中に絵を描いていた

ゴトンっ
響く大きな音
え?なに?
音がした方を振り向いたが何もない
気のせいか。。。

ザザザザザーーー
ん?
何もない


自宅は田舎で蚕を飼い
繭を作り いつも桑の葉が匂う
近くは大きな川が流れ 鮎を取り囲炉裏焼いた
山羊の乳を飲み
叔父に呼ばれれば 線路を歩き
自慢の池で夏は泳いだ
部屋の数?
知らない
開けてはいけない部屋が 沢山あった
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