あわない同居人
小学生
子供はある程度大きくなると 空気が読める

ある日開けてはいけない部屋に
大人が布巾を掛けたお盆を運んでいた
いつもそれをしていたのか?
記憶がない
でも そのある日に
あれっ?
と気づいた

その大人と目があった
鋭い目力
見るなと悟った

なに?なんだ?
だれかいるのか?
なにかが いるのか?

そらした目の行き場がなかった
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
聞けない
聞いたら吊し上げられると思った
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