獣な次期国王はウブな新妻を溺愛する
◆
君の世界を、色で染めよう。
珊瑚色、若草色、空色、菫色。
薔薇色、若菜色、萌黄色、群青色。
君が私の世界を色づけてくれたように、今度は私が君の世界を変えてみせる。
色はやがて無数の愛の言葉となって、君のもとに届くだろう。
瑠璃色、葵色、真珠色、秋桜色。
雪色、虹色、浅葱色、金糸雀色。
時が過ぎ、この身が果て、時代が移ろっても。
この国に溢れた数多の色は、永遠に君への愛を囁くだろう。
この胸に溢れてやまない君への想いは光となり、永久に人々を魅了する。
だから、アメリ。
どうか、もう一度だけ。
もう一度だけ、私に微笑みかけてくれないか――......
君の世界を、色で染めよう。
珊瑚色、若草色、空色、菫色。
薔薇色、若菜色、萌黄色、群青色。
君が私の世界を色づけてくれたように、今度は私が君の世界を変えてみせる。
色はやがて無数の愛の言葉となって、君のもとに届くだろう。
瑠璃色、葵色、真珠色、秋桜色。
雪色、虹色、浅葱色、金糸雀色。
時が過ぎ、この身が果て、時代が移ろっても。
この国に溢れた数多の色は、永遠に君への愛を囁くだろう。
この胸に溢れてやまない君への想いは光となり、永久に人々を魅了する。
だから、アメリ。
どうか、もう一度だけ。
もう一度だけ、私に微笑みかけてくれないか――......