雪と制服とジャージ
「……また発情してるのか?」
「はい……たぶん、してます……」

先生の腕も私の背へ。制服の上から撫でられるだけで、ぞわぞわと震えてしまう。

「たぶんって何」
「……先生に発情、してます……」

珍しい雪の日の朝。電気もつけない少し薄暗い体育教官室。
臙脂色の合成皮革が貼られた、背もたれのない二人掛けチェアの上で、熱い口づけを交わす。

口づけは逃げられないほどに深く、制服姿の私はいつのまにかチェアに横たわり、ジャージ姿の先生の巨躯が私を覆い、無機質な天井が目に入る。

「止まんね……」

先生が、苦しげに私の肌にキスを落とす。
シャツのボタンを外され、下着を歪に剥かれて、ところどころ肌が曝け出されている。

「やめないで、先生……」

内側から熱くうねり、滾る。
今度は先生を逃さないように、私から先生に深いキスをせがんだ。
はだけた胸元に容赦ないキスが落ち、滑る。私の先端へ熱い唇が何度も辿り、ただならぬ音が室内に響く。

頭の中、おかしくなりそう。
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