~白の恋~
「華ちゃん。
大丈夫だよ。俺らは今日から仲間になったんだから、そういうの、分かってた方が守りやすい。
龍はすげー強いし、俺も澪ちゃんには負けるかもしんないけど、それなりに強いよ?
安心しな?」
そう言って竜也は優しく笑った。
「・・・ありがとう。竜也くん。」
「俺と龍、小さい頃からの幼馴染みなんだけどね、家も近くて、しかも2人共、親父が警察なんだよ。
それで、小さい頃から親父達の持ち帰ってきた捜査資料とか勝手に見てて。だから人の行動とか何気ない素振りとか気になっちゃうんだ。」
「凄いね!」
その後は竜也は何も聞かなかったかのように、食べ物は何が好きだとか、2人共得意分野のパソコンの話をしてくれていた。