~白の恋~

華は自分の席に着き、ミルクティーを飲んでいる。
竜也もコーヒーを飲みながら、

「思ってたより、早く終わったな。俺、集中してたから気づかなかったんだけど、華ちゃんいつ終わってたの?」
「んー、30分くらい前かな?」
「え!?」

竜也は驚いた。自分もパソコン技術に関してはかなりの自信がある。
今日中に帰れるかなと思っていた仕事をかなり早く終わらせたつもりだったのに、同じ量あったはずの物を華の方が30分も早く終わらせていた。

(1週間見てて、凄いとは思ってたけど、ここまでとはなー。噂じゃ、銃の腕前もピカイチだって話だし・・・。)

「コーヒーありがと。帰ろうか。」
「うん!」

(可愛いだけじゃねーってことだな。)


竜也は隣で歩く笑顔の華を見ていた────。

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