~白の恋~
「華ちゃん・・・。華ちゃーん!!」
竜也の声が聞こえて、華はパッと起き上がる。
「私・・・寝てた?」
「うん、寝てたよー。少しスッキリした?」
「う、うん。今何時?」
「5時だよー。」
「・・・!?5時!?」
「ははっ。うん。大丈夫だよ。頼まれた仕事はほとんど終わったよ。」
笑ってそう言った竜也。
「わー!!本っ当にごめん!!あとは、私やるから!竜也くん休んで!!」
「ははっ。華ちゃん落ち着いて。じゃあー、後は任せて龍来るまで寝よっかな。」
「うん!ぜひそうして!そうしてくれないと罪悪感で吐く!」
「いや、それはやめて欲しいからすぐ寝るわ。」
笑ってそう言って華のブランケットを掛けて寝た竜也。
(私、竜也くんとはいえ、男の人と2人っていう状況なのに寝れるなんて・・・。
これって竜也くんだからなのかな?それとも、もう男の人に対して何も思わないようになったのかな・・・。)
華はそんな事を考えながら、残っている仕事を片付けた。