~白の恋~
笑ってそう言った華を
ふわっ
竜也は抱き締めた。
「ダメなんかじゃないよ。華ちゃん。怖かったよな。」
そう言って華の頭を撫でる。
(竜也くんの手、安心する・・・。)
「・・・悪い!こうされるのも嫌だよな?」
「う、ううん。何でか分からないけど竜也くんは大丈夫っぽいの。他の人に対しても大丈夫になってきてるのかまだ分からないんだけど・・・。」
「そっか。」
「こんな暗い話してごめんね!」
「いや、俺が聞いたんだよ。辛かったのに話してくれてありがとな。」
その後、竜也はくだらない話ばかりしてくれた。