~白の恋~

「聞いてよ!華ちゃん!
龍の奴、朝から俺ん家勝手に入ってきてさ、俺寝てる間に用意してたかばんに筋トレ用の重り入れててさ!
俺起きたら、コイツ人の家で普通にくつろいでコーヒー飲んでんの!
でさ、さぁ行こうかと思ったらかばんめっちゃ重くて!」

「あははは!」
「酷くね!?」

「龍、やるね。私も今度やりたい。」
「おう。」

「悪魔が2人に増えた・・・。」
「あははは!」
「華ちゃん、笑いすぎだよ。この悪魔達から俺を守ってくれ!」

「「誰が悪魔だ。」」

「ごめんね、竜也くん。私この悪魔達には逆らえない。
しもべにされるんだ・・・。」
「華ちゃーん!!」


目的地までの3時間。
車内は賑やかだった。

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